親父に大切なものを踏まれたから部屋を片付けることにした。
踏まれたときは無神経さにイラっときたけど
そこらじゅうに散らかしていたからしょうがないと思い直して
2日後に部屋の掃除にとりかかった。
少し模様替えもした。
片隅の引越し荷物も片付けた。
すっきりとした部屋は今までで一番自分好みの空間になった。
6畳和室、大きな窓がある部屋。
古くて広い机と大きな本棚がある。
本棚の前に座りの良い椅子があって
本棚には好きな本や雑誌やマンガを並べた。
オーディオは置いていない。
晩は布団を敷いてねる。西枕で。お金が貯まるから。
2階建てベットの柵で作ったハンガー掛けに服を並べ
壁にポスターはない。
日めくりのカレンダーと帽子を掛けた。
こざっぱりとしていて
整理されていて
あまり多くない好きなものに囲まれて
飽きっぽくて落ち着きのない僕が
居れる場所。