白南風-しらはえ
夏の季語。九州地方などで梅雨明けの頃に吹く南風。また、8月頃の昼間吹く南風。〔広辞苑〕
どうしてこの言葉を思い出そうとしたのか、覚えていたのか(正確には覚えていなかったけど)わからない。
ここ1日か2日のあいだ、この言葉を思い出そうと、色んな人に聞いてみた。
だけど、自分でもうる覚え(?)のことを人に尋ねたところで求めている答えが返ってくるわけがなかった。
だけど、なんとなくのイメージと音を提示すれば連想して探している言葉が出てくるんじゃないかと期待していた。そして、それはすぐ見つかるような言葉に思えた。
ちょうど、記憶の装置からは抜け出して、シナプスのラビリンスに迷い込んでしまったように、そこまで出てるのに出てこなかった。
この言葉をどこで知ったのだろう。
なんとなく旅先で出会った言葉のように思える。
そのとき誰か(たぶんあの人)とこの言葉を共有した(一緒に見た)ような気がする。
いい言葉だなと思って、覚えておこうとしたと思う。
響きが好き。
言葉の響き。
それをけっこう大事にする。
聞きごこちのいい音を持つ言葉、聞きごこちのいいメロディーを持つ文章。
そのようなものをいとおしく思う。
白南風。
忘れないようここに書いておこう。