本を読んだり、映画を観てついしがちなのは、そこに出てくる登場人物と自分とを照らし合わせることだ。
ついついさっきもそれをしてしまったのだけれど。
比べてみて強く捕らわれていることは、「純粋か、不純か」ということ。
そして僕は完璧に後者であることにも。
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』を観てきた。
前作にもまして古きよき時代を詳細に描ききった見事な作品。
笑いあり涙あり、もちろんハッピーエンドあり。
純朴で人間味あふれる忘れかけてた感情の。
こういう手のやつが僕は大好きだ。
描かれる人々の純粋さと、抱く自分の不純さ。
その不純さが現代性からくるものだとしても
選ぶか選ばないかは個人の意思だとしたら。
そんなことを考えたのです。
今月のオススメの1本。